腰やお尻あたりから足先に向かって痛みやしびれが出て歩いたり、生活の場面で
いろんな支障が出る坐骨神経痛。
寒くなってきたりすると坐骨神経痛が悪化するといった報告も聞きますがあなたは経験ありますか?
坐骨神経痛が悪化してきたり慢性的な症状となってくると立ったり座る動作などの基本的な動作で鋭い痛みがお尻や足のほうに出たり、じっと座っていたり歩き続けることができないといった例も聞きます。
今まで多くの坐骨神経痛の症状に悩まれていた方たちを見てきて、このレベルまでになると単に湿布を貼っていたり痛いところだけマッサージする、お薬だけで対応しても改善しにくいのが事実です。
そこで今回なかなか改善しない坐骨神経痛の原因や解消方法をご紹介します。
なかなか改善しない坐骨神経痛の原因は骨盤の関節や足部のゆがみにあった?


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私が遭遇してきた坐骨神経痛の症状にお困りな患者さんは骨盤の関節の「仙腸関節のゆがみやロック」や「足部のゆがみ」 がある方が多かった印象です。
もちろん例外はありますがお尻の筋肉を緩めたり、ストレッチしても坐骨神経痛の症状が緩和しない場合でも仙腸関節のゆがみやロックと足部を整えることで
坐骨神経痛の症状が柔らいだ事例があります。
なぜその部分が大事なのかを一般的な坐骨神経痛の原因や解消法と比較して解説します。
一般的な坐骨神経痛の原因と施術法
お尻の筋肉や腰周辺の筋肉、股関節周りの痛みや足の方へのしびれや痛みが出ることを坐骨神経痛の一般的な症状と指すことが多いと思います。
様々な要因はありますが多くの場合は以下のような原因を想定します。
1、姿勢の悪さ、座る時間が長い
坐骨神経痛で原因としてよく言われるのが悪い姿勢や座っている時間が長くて症状が出ているもの。
普段何気なく繰り返している動作や姿勢がコリの原因になっているため、それを解消しない限りいくら筋肉をほぐしても良くなりません。
痛みが出ていて筋肉の凝りが気になる場所をよくほぐしても、あまり変化しないか改善しても症状がすぐ再発してしまう方に多い原因です。
お尻の筋肉の梨状筋という筋肉がありますが座りっぱなしの場合、この筋肉が圧迫され続けることで坐骨神経痛の痛みやしびれにつながることが多いです。
施術法としては姿勢の改善や負担をかけている習慣の見直し、運動療法、座っている時間を短くしてこまめに動いてもらう意識を持ってもらうなどです。
2、冷えや運動不足
次に多いのが冷えや運動不足が引き金になっているものです。
座っている時間が長い事にも関連しますが冷えや運動不足があると筋肉内の血流が悪化するため、血中に老廃物が溜まり筋肉の硬結を引き起こします。
このケースはお風呂など体を温めた後は割と調子が良いという方に多い傾向があります。
施術方法としては、股関節周囲の筋肉を動かす体操や、全身の体温を高める様な有酸素運動を提案したりします。
3、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など腰部の疾患に併発するもの
悪い姿勢の弊害とつながりますが、なかには腰部自体の疾患が原因となり坐骨神経痛の引き起こしているケースもあります。
椎間板から飛び出したヘルニアが腰やお尻につながる神経に触れれば当然坐骨神経痛も出ますし、脊柱管狭窄症で背骨の感覚が狭まり腰の神経を圧迫しても足のしびれなどを出すこともあります。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など腰部疾患に伴う坐骨神経痛の場合、医療機関での検査や治療が必要なケースがあります。当院のような接骨院の場合での施術だと坐骨神経痛を引き起こしている可能性のあるヘルニアがなぜ出てしまっているのかを考え骨格のバランスを整え負担が掛かりにくい体にする施術を心がけて行います。
このように様々な要因で坐骨神経痛になる可能性がありそれぞれの問題点に対してアプローチをしていきますが、それでもなかなか緩和しないなと思う坐骨神経痛もあります。
そのような場合仙腸関節や足部のゆがみに目を向けてみてください。
なぜ坐骨神経痛の原因として仙腸関節や足部のゆがみを見るのか?

①仙腸関節とは骨盤を構成している寛骨と仙骨で作られる関節ですが、その隙間を這うように坐骨神経が通ります。その後主に坐骨神経を圧迫すると考えられている梨状筋の下を通って足の方に走行するのですが、この仙腸関節周辺は坐骨神経含め神経繊維が豊富に走っており痛覚神経など痛みなどを感知する受容器が豊富にあります。
仙腸関節自体は歩行などの際に体重が掛かったり股関節の動きなどに伴い、数ミリ動くともいわれています。数ミリなんて他の関節に比べれば動いてないにも等しいと思うかもしれませんが先ほども書いたように受容器が豊富にあるのでこのわずかなズレでも強い痛みを伴うことが多いです。
この関節に機能障害が起きて炎症反応などもあればこの関節に関連している坐骨神経が反応を起こして、痛みとなる可能性があります。
この仙腸関節の機能障害の特徴として椅子や床などお尻に直接圧がかかっている状況だと痛みが強くなることが多く、正座などをしていた方が痛みが楽といわれる特徴があります。
②足部の過回内となりゆがんでいる場合関節の正しい動きを行えなくなり、その動きを行っている筋肉にも負担が掛かりますし当然筋肉を支配して足先まで伸びている神経にも大きなストレスをかけ続けている状況となります。
関節、筋肉、神経は正しい位置や走行ができるからこそ良い機能を果たしますが足部がゆがむと足裏まで伸びている坐骨神経の枝が常に伸ばされ続けるストレスを受けてしまい、神経も酸欠状態になりしびれや痛みを出すケースがあります。また、筋肉も必要以上に使ってしまうようになることもあり疲労がたまりパンパンになって筋肉の内圧が上がり中を通っていたり張り巡らされている神経も圧迫されて痛みやしびれが出る方も実際おられました。
仙腸関節や足部のゆがみを整えて坐骨神経痛へアプローチする方法

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では仙腸関節の機能障害によるズレや足部のゆがみをあしみる接骨院・整体院ではどのような手段を用いてアプローチするのか、解説します。
①仙腸関節のズレや動きの悪さ、骨盤全体のゆがみを確認してメディカル矯正ボードや骨盤矯正ブロックを使い、動きの悪さや組織にかかる負担が減るように調整する。
あしみる接骨院・整体院で扱っているメディカル矯正ボードは仙腸関節や骨盤だけでなく他の関節も安全に一定量の刺激を与えて矯正する道具です。
手でボキボキ音を鳴らす手段もありますが場合によっては危険なこともありますし、必要以上の外力が掛かったり的確にその場所やずれを狙って調整できているかは術者の熟練度にかなり左右されます。ですので当院では細かい関節を狙いやすく的確に刺激や動かしたい方向に調整しやすい矯正ボードを使っています。
骨盤矯正ブロックもうつ伏せや仰向きでゆがみを整えれる場所に当てて患者さん自身の体重で自然と矯正される道具です。当てながら緊張した筋肉を緩めるような施術もできます。
②足部のゆがみを整えて足の機能改善を促す医療用インソール フォームソティックス・メディカル
足部の過回内と呼ばれる状態を乗るだけで正しい骨格に近づけて、サポートしてくれるインソールで足部の矯正して機能改善を図り坐骨神経や仙腸関節へのストレスを減らす。
③股関節の調整や周辺の筋肉の緊張緩和
坐骨神経を圧迫する可能性が高い梨状筋は股関節に付着する筋肉なので股関節の位置も骨盤の変位で変わるので、緊張しやすくなるので位置の調整や直接筋肉を狙って緩めることも考えます。
まとめ
今回はなかなか改善しない坐骨神経痛の原因や解消法について解説しました。
坐骨神経痛と診断されると薬の処方や注射での対処、お尻の筋肉のストレッチなどを指導されたりすることが多いと思いますが、今回お伝えした仙腸関節の問題や足部のゆがみも原因となっている場合があります。
病院へ通院していて薬を飲んだりして対処している、もしくはリラクゼーション店などでよくマッサージしてもらっているがなかなか改善しないと悩んでおられるなら
参考にしてみてください。
店舗情報
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店舗名
- あしみる接骨院・整体院
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代表
- 田中 英一(たなか ひでかず)
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住所
- 〒503-0994
岐阜県大垣市綾野町3504番地227
駐車場あり
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営業時間
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土曜午後は14:00〜17:30
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